こんにちは上領歯科医院の上領哲也です。
　変色している内側に入っている歯が、どの程度入っているのか、ということが分かりかねますので、矯正が必要なのか、マウスピースを用いるインビザライン矯正云々、ということについてはコメントを差し控えさせていただきます。申しわけありません。
　�@についてのみお答えします。
　私はこの２年間で、４００本以上のエンジェル・クラウンを入れてきました。その他にもウオル・セラムや、ジルコニアなどのオール・セラミックスの被せ物を相当数入れました。
　その経験から、エンジェル・クラウンが最良のものとは思ってはいません。しかし、装着感などは￥８０，０００のウオルセラム、￥１００，０００のジルコニアに劣ることは無い、と断言できます。
　また、色調もベースとなる色は１８種類あり、細かい色調もかなりカバーすることができます。（専門的な話ですが、その内の１５色がビタシェードと呼ばれるほとんどのセラミックスがベースにするガイド色であり、ビタシェードはもともと１５色しかありません。また残りの３色は極端に白いホワイトニングでブリーチした色調です）。
　しかし、より自然感をお求めなら、ウオル・セラム、ジルコニアの方が上です。
　ちょうど例えは悪いですが松・竹・梅といったところでしょうか。
　エンジェル・クラウンではどうしようもないのは、エンジェル・クラウンがブリッジに対応できない、という点です。
　私もブリッジではなく、単独の歯の場合、９０％以上エンジェル・クラウンをおすすめしています。
　また、エンジェル・クラウンは機械が作っている、というのは間違いではありませんが、形を付けるのは人の手によりますし、最終的な仕上げや色調調整は熟練した技工士が行います。
　以上貴方のご参考になれば幸いです。