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2007年6月1日 茨城県 29歳の女性

顎関節症について、質問させていただきます。
 顎関節症について、質問させていただきます。

 <現在までの経過>
 2007年1月
 朝、起床時に左顎がひっかかって開かなくなる日があった。30分くらいすると、開くようになる。その時、歯科医に相談し、レントゲン撮影をしてもらうと、関節円板のずれはないということでした。その後、通常通りの生活を送れる。
 3月:妊娠の判明
 悪阻によるストレスからか、左顎周辺のこわばりで口が開かない。歯科医に行き、ホットパックによって口が開くようになる。起床時、口が開きにくいが、ホットパックによって解消する。レントゲンは、とっていません。
 5月上旬
 口を大きく開けると、指2本ほどでとまる。その後、右にずらして口を大きく開けるようになる。
 <現在>
 1.歯科医院に通院し、夜硬いマウスピースをして寝ています。朝おきたとき、顎周辺が若干楽になります。
 2.口を大きく開けると、指2本ほどでとまる。現在は、下顎をすべらせる感じで口を大きく開けています。
 3.現在カイロプラクティックに通い、咀嚼筋の緊張と頚椎の歪みを治してもらっています。筋肉の緊張はほぼとれました。
 <先生への質問内容>
 1.私の場合、「復位を伴う」ものと「復位を伴わない関節円板の前方転位」のどちらでしょうか。現在の歯医者は、レントゲン撮影をしていないため、分からないということでした。
 2.「復位を伴わない」場合には、関節円板が正常な位置に戻るのは、難しいのでしょうか。
 3.「復位を伴わない」場合には、先生の円板整位運動療法は効果がないのでしょうか。
 4.先生の円板整位運動療法について、
 (1)口を開けるときと閉めるときは、どれぐらいの秒数をかけて行ったらよいのでしょうか。
 (2)円板整位下顎位は、どれぐらいの秒数の間静止していれば良いのでしょうか。
 大変お忙しい中、申し訳ございません。宜しくお願いいたします。

顎関節質問票
 1-C口を開けると関節に音がする = 左
 1-D口が開けにくい = 左
 2-年最初に異常にきづいたのはいつ頃からですか = 2007
 2-月 = 1
 3最初に異常にきづいた時は = 今とは違う症状
 3-D口が開けにくい = 左
 3-Eその他 = 口が開けにくいが、しばらくすると口が開くようになる。
 4口が開けにくい = はい
 4-D途中で引っかかる感じがするが、それ以上開けられる = 左
 4-Fその他 = 口が蛇行することがある。
 4-年開けにくいと感じたのはいつ頃からですか = 2007
 4-月 = 5
 4-日前 = 20
 4-(3)開けにくくなる直前で、大きく開けることができた時に、関節がカクカク鳴っていましたか = 左

 こんにちは上領歯科医院の上領哲也です。
 ご自身の今までの症状や、経過を非常に詳細に書いておられるので、助かります。
 それではそれぞれのご質問にお答えしていきます。
 1.復位を伴うか伴わないか、
 関節円板は顎骨などのようないわゆる硬組織ではなく、軟組織ですので、普通のレントゲンでは見ることはできません。MRIを撮影する必要があります。ですから円板が前方に転位しているか、していないかは分かりかねます。しかし今現在の開口量の指二本ぶんより、以前の方が大きく開口できておられたのであれば、円板が前方に転位している可能性は大きく、そのため、復位を伴わないケース、と考えられます。しかし、顎を横にずらすとまた大きく開口できるとのことですので、左側は前方に転位しているが、右側は転位していないかもしれません。 
 2.貴方の場合、症状が現れてから約4〜5ヶ月経過しているため、関節円板自体が変形してきているかもしれませんから、円板を正しい位置に戻すのは、比較的(?)難しいかもしれません。開口するのに著しく困難を感じられたり、痛みを伴うのであれば、関節内洗浄や、パンピング・マニュピレーションと呼ばれる小外科処置を行う必要があります。
 3.円板整位運動療法について
 もし円板整位運動療法を行い、それによって大きく開口できるようであれば、ぜひ行ってください。閉口にかける時間などはそれほどきになさらず、円板がずれないようにそっと行ってください。

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