こんにちは上領歯科医院の上領哲也です。
　メールをいただいてから熱はより上がりましたか？
　のどちんこ（口蓋垂：こうがいすい、と言います）の周辺のブツブツや喉の痛み、熱などから考えると、貴方の病気はヘルパンギーナではないかと思います。名前はなんとなくブキミですが、いわゆる夏風邪の一種です。
　１歳から１０歳までの小さなこどもたちがかかる場合がほとんどです。
　発熱と喉の痛みが特徴で、喉が真っ赤になり口の中の天井の奥の方の「軟口蓋」といわれる部分を中心に、周囲に赤みを伴った小さな直径が１ｍｍから２ｍｍほどの水疱がなんか所かできて、やがて小さな潰瘍となります。
　潰瘍の部分は白色から灰色がかって見えます。これが飲食のとき痛みます。子供の場合ですと十分な飲食ができずに脱水状態となり、医療機関で点滴治療をうけなければならないこともあります。
　口の中の潰瘍と水疱は、３日間から５日間ほど続きますが、発熱から１週間もすれば飲食時の痛みは楽になるでしょう。
　あまり高熱がでるようですと医療機関（内科）への受診が必要でしょう。