上領歯科医院の上領 哲也です。
　メール拝見しましたが、専門用語をよくご存知で驚きました。
　やはりお子様のことをご案じになっておられ、いろいろお調べになっておられるお父様の御姿勢の表れなのでしょうね。
　乳歯の役割については当ＨＰの４月８日をご参考いただきたいのですが、まず私が考慮したいこととしては、第一に後続永久歯の存在です。
　乳歯の先天的欠如が多数ある場合、後続の永久歯も欠損していることが間々あります。
　また存在していてもなかなか生えてこないこともあります。
　むし歯などで乳歯が早期に脱落した場合、その後続の永久歯がなかなか生えてこず、親御さんがやきもきされることがあり。
　どうしても生えてこない場合、外科的に歯茎を切開して、さらに矯正治療によって人為的に引っ張らないと生えないこともあります。
　お子様は今２歳２ヶ月とのことですが、今の時点では少し難しいと思いますが、３歳ぐらいになられたらとりあえず全顎のレントゲン写真を撮影されて、後続の永久歯の有無をチェックされたらいかがでしょうか。
　そのさいは一般の歯科医院ではなく、小児歯科あるいは矯正歯科の受診が必要かと思います。